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恒久か一時かで分ける、301と302の使い分けを示します。ECサイト向け解説記事のアイキャッチ

301と302リダイレクトの違い|ECサイトでの正しい使い分け

恒久か一時かで分ける、301と302の使い分けを示します。記事の結論と3つの要点をまとめた図
目次
  1. 301リダイレクトとは
  2. 302リダイレクトとは
  3. 販売終了商品の転送
  4. カテゴリ統合と名称変更
  5. 転送チェーンを避ける
  6. 内部リンクは転送先へ更新する
  7. 転送先のcanonicalを確認する
  8. 一括設定前にURL対応表を作る
  9. 公開後の確認
  10. よくある間違い
  11. 確認項目
  12. 商品統合の判断例
  13. 一時転送を放置しない運用
  14. 正規表現転送のリスク
  15. 移行中の検索データを見る
  16. ECサイトでの設定例
  17. 転送を使わない選択
  18. まとめ
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301と302は、どちらもアクセスしたURLから別URLへ転送するHTTPステータスです。違いは移動が恒久的か一時的かにあります。ECサイトでは、商品統合、カテゴリ変更、キャンペーン、メンテナンスなど、転送の理由と期間に合わせて選びます。

「SEOには必ず301」と機械的に決めるのではなく、今後元URLへ戻す予定があるかを基準にします。転送先の関連性、内部リンク、サイトマップまでそろえることも重要です。

301リダイレクトとは

301は、URLが恒久的に移動したことを示します。検索エンジンは転送先を正規URLとして扱う強い手掛かりにします。商品URLの恒久変更、旧カテゴリから統合先への移行、HTTPからHTTPSへの移行などで使います。

308も恒久的な転送です。リクエスト方法の扱いに違いがあるため、ECプラットフォームや開発環境に合う方式を選びます。SEO目的だけでなく、ブラウザやAPIの動作も確認します。

302リダイレクトとは

302は、一時的な移動を示します。元URLを今後も使い、一定期間だけ別ページを見せる場合に使います。期間限定の転送や、別URLへ振り分けるA/Bテストなどが例です。サイト全体を一時停止するメンテナンスとは分けて判断します。

307も一時的な転送です。一時転送を長期間放置すると、実際の運用意図が分かりにくくなります。開始日、終了条件、戻し方を記録します。

迷ったときの判断順序

まず「URLそのものを変更するのか」を確認します。商品名の変更だけでURLを維持するなら転送は不要です。次に、元URLへ戻す予定がなければ301、戻す前提で一時的に別URLへ案内するなら302を検討します。ただし、利用者が元の商品を探す目的を転送先でも満たせることが前提です。

たとえば、旧型マグカップと仕様が同等の後継品へ恒久移行する場合は301の候補です。受注システムの保守で一時的に全ページを利用できなくする場合は、全URLを302でトップへ集めるのではなく、短期間の503応答と案内表示を検討します。長期間の停止は検索表示へ影響し得るため、可能なら商品閲覧を残して購入機能だけを止める方法も考えます。

在庫切れは別の問題です。再入荷予定があり、仕様や購入判断に役立つ情報を提供できる商品ページなら、200のまま在庫状況を示す方法があります。「買えないから転送する」とは決めないでください。

販売終了商品の転送

後継商品やほぼ同じ代替商品があるなら、旧商品から関連性の高い新商品へ恒久転送を検討できます。利用者が旧商品の目的を引き継げるかを確認します。

代替がない商品をトップページや無関係なカテゴリへ一律に転送するのは避けます。利用者を迷わせ、soft 404として扱われる可能性があります。過去情報を残す価値があるなら200で維持し、終了なら404や410も選択肢です。

カテゴリ統合と名称変更

二つのカテゴリを一つへ統合し、旧ページを使わない場合は、旧URLから統合先へ301を設定します。商品集合と検索意図が近いことを確認し、旧カテゴリ内のリンクやパンくずも更新します。

表示名だけを変え、URLを維持できるなら転送は不要です。分かりやすさだけを理由にURLまで変えると、移行対象が増えるため慎重に判断します。

転送チェーンを避ける

AからB、BからCのように複数回の転送を経由すると、表示が遅くなり、運用も複雑になります。AとBの両方から最終URLのCへ直接転送します。

商品改廃を繰り返すECサイトでは、古い転送設定が積み重なりやすくなります。定期的に転送一覧を確認し、最終到達先とループの有無をテストします。

内部リンクは転送先へ更新する

転送が動いていても、カテゴリの商品カード、パンくず、関連記事、サイトマップが旧URLを参照し続ける状態は避けます。内部リンクを最終URLへ直接更新し、サーバー負荷と遷移時間を減らします。

広告、メール、商品フィード、外部プロフィールなど、管理できるリンクも更新します。外部リンクはすべて直せないため、転送を十分な期間維持します。

転送先のcanonicalを確認する

新URLが旧URLをcanonicalに指定していると、転送の意図と矛盾します。新ページは原則として自己参照canonicalを持ち、XMLサイトマップにも新URLを載せます。

旧URLをサイトマップへ残して転送の発見を促す運用を短期間行う場合もありますが、最終的には検索対象の新URLへ統一します。運用期間と削除条件を決めます。

一括設定前にURL対応表を作る

旧URL、新URL、転送種別、理由、公開日、担当者を一覧にします。完全一致だけでなく、パラメータ、末尾スラッシュ、画像URLなど、既存の流入経路も確認します。

正規表現で一括転送する場合は、想定外のURLまで一致しないかサンプルでテストします。商品IDの桁やカテゴリ名が似ているURLは誤転送が起きやすい領域です。

公開後の確認

代表URLだけでなく、旧サイトマップやアクセスログから抽出したURLをまとめてテストします。ステータス、転送回数、最終URL、最終ページの200応答を確認します。

Search Consoleでは旧URLと新URLのインデックス状況、エラー、流入変化を見ます。大規模な変更では処理に時間がかかるため、短期の変動だけで設定を切り替えません。

画面の見た目ではなくHTTP応答を確かめる

ブラウザで転送できても、301と302の区別や、途中で何回転送されたかは分かりません。開発者ツールのNetworkを開いてログを保持し、旧URLを読み込みます。最初の応答のStatus CodeとLocation、最後のページの応答を確認してください。以下は恒久移動を説明するための架空の応答例です。

HTTP/1.1 301 Moved Permanently
Location: https://example.com/products/cup-new/

転送先の応答: 200 OK

一時移動なら最初の応答は302などになります。サーバー、CDN、WordPressの複数箇所で転送している場合は、最終的に正しいURLへ着くだけで合格にせず、途中の経路も記録します。テストは商品閲覧URLで行い、購入や会員登録の送信処理へ転送ルールが誤適用されないことも開発側で確認します。

よくある間違い

  • 一時的な施策にも301を使う
  • 販売終了商品をすべてトップへ転送する
  • 転送チェーンやループを放置する
  • 内部リンクとサイトマップを旧URLのままにする
  • 一括ルールを実在URLでテストしない

確認項目

  • 恒久移動か一時移動か
  • 転送先が検索意図を引き継ぐか
  • 一回で最終URLへ到達するか
  • 新URLのcanonicalとサイトマップが正しいか
  • 内部リンクが新URLへ更新されているか
  • 転送の終了条件と履歴があるか

商品統合の判断例

旧型番と新型番で用途、仕様、価格帯がほぼ同じなら、後継商品へ恒久転送することで利用者の目的を引き継げます。旧商品の取扱説明や互換性情報が独自に役立つ場合は、旧ページを残して後継への案内を出す方法もあります。

色違いが廃番になっただけで、代表商品は販売中なら、代表商品へ転送できるかを確認します。選択した色がなくなったことを新ページ上で明示し、別色を誤って購入させない案内が必要です。

一時転送を放置しない運用

期間限定の案内などで302を使う場合、開始日、終了日、元URLへ戻す条件を管理します。担当者が変わると一時転送が何年も残り、検索エンジンと利用者の両方に実際の意図が分かりにくくなります。

定期監査では、長期間続く302、転送先が404になったルール、アクセスのない古い転送を確認します。削除する場合も、外部リンクやブックマークからの利用を見て判断します。

正規表現転送のリスク

カテゴリ配下を一括転送するルールは効率的ですが、似たパスの商品や画像、APIまで巻き込むことがあります。ルールの前後関係によって、個別転送が上書きされる場合もあります。

一致するURLと一致しないURLを複数用意し、クエリ、末尾スラッシュ、大文字・小文字もテストします。公開後はアクセスログから想定外の転送先やループを抽出します。

移行中の検索データを見る

旧URLの表示回数が減り、新URLが増える変化をSearch Consoleで確認します。処理はURLごとに進むため、すべてが同時に切り替わるとは限りません。

順位変動だけで転送の成否を判断せず、旧URLの応答、新URLの200、canonical、内部リンク、サイトマップを先に確認します。技術状態が正しければ、一定期間を置いて推移を見ます。

ECサイトでの設定例

季節限定カテゴリを翌年も同じ目的で使うなら、期間外も案内を残してURLを維持できます。期間中だけ別の特集へ誘導する場合は302を使い、終了後に元ページへ戻します。

旧ブランド名から新ブランド名へ恒久変更し、商品群も引き継ぐなら301で新ブランドカテゴリへ移します。旧ページの検索意図を受けられるよう、新ページに名称変更の説明と対象商品を用意します。

A/Bテストでは、テスト終了後に元URLを使うため一時転送を選びます。テストURLが複数ある場合は元URLへのcanonicalも確認し、テストを必要以上に長く続けません。

転送を使わない選択

URLが変わらず、表示内容だけを更新するなら転送は不要です。商品名やカテゴリ名の軽微な変更でURLまで変えると、管理対象が増えます。既存URLを維持できるかを先に確認します。

また、代替先がない削除ページへ無理に転送を付ける必要はありません。404画面からサイト内検索や主要カテゴリへ案内し、利用者自身が目的に合う商品を選べるようにするほうが自然な場合があります。

まとめ

301は恒久的な移動、302は一時的な移動を示します。ECサイトでは、元URLへ戻す予定と転送先の関連性を基準に使い分けます。

転送設定だけで終わらせず、内部リンク、canonical、サイトマップを新URLへそろえてください。URL対応表と公開後の一括テストが、誤転送や転送チェーンを防ぎます。

仕様の根拠は、Google公式のリダイレクト解説と、オンラインビジネスを一時停止する場合のガイドで確認できます。

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